「 株式会社アマゲロ・久和幸司設計事務所」
QA'S WORKS カテゴリー
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草風土(そうふうど)うしのほね

1985年(昭和60年)創業。
京町家でおばんざいをいただくスタイルの草分け『うしのほねグループ』の新店舗。

先斗町のお茶屋の風情を色濃く残した空間を
“野趣溢れる質感”と”端整なリズム感”と”ほんのりした艶やかさ”の
黄金比を探りながら設計した料理屋。

繊細な格子木が象徴的なしっとりとした情緒漂う先斗町から、
鴨川沿いに広がる納涼床(夏期のみ)までをつなぐ
まさに”鰻の寝床”の細長い空間。

京町家の”おくどさん”のようなカウンターに迎えられ、塗り壁の廊下を抜ければ、
鴨川越しに東山を抱く絶景を目の当たりにする。

二階には4名、8名、10名、18名に対応できる個室もあり
お座敷が辛い世代の方にも安心して楽しんでいただけるよう、座面の低い椅子席も完備。

古くからの壁、天井、窓、柱などを生かしつつ
新たに作り込んだ構造体や建具の塗装を馴染ませたり、あえて塗り分けたりと
空間を使い分けてみた。

近年、多国籍な料理店が増え
味わえる料理も店構えも行き交う人々もインターナショナルになった先斗町。
その中で、古き良き時代を彷彿とさせる先斗町ならではの面持ちを復刻させた。

土から作り込んだ自然の恵みである野菜と、新鮮な魚介をメインにした料理屋らしく
藁を混ぜた土壁とつるりと濡れたように見えるタイルの対比が美しい。

昔ながらの先斗町を知る世代には懐かしく、
現在の先斗町を通りゆく若い世代には「いつか先斗町で食事してみたいね」と憧憬を抱いてもらえるような王道の料理店。

【草風土(そうふうど)うしのほね】
〒604-8003 京都市中京区先斗町三条下る橋下町136
TEL:075-212-8224

ホームページ http://www.soufuudo-ushinohone.com/index.html

設計: 久和幸司設計事務所
ロゴマーク・印刷物デザイン・のれん・花器等床の間室礼:koha*
照明・音響:UK ARCHITECTS 上平和慶
撮影:下村写真事務所 下村康典

【SHOP-European style】洋風の店舗設計
COMING SOON

 

亥之吉 ino-kichi

 

 

創業昭和14年。
京都で型友禅やプリントにたずさわってきた染色会社のファクトリーブランドの直営店。
5年前から、和柄をモダンにアレンジした布製品を百貨店催事やECサイトで販売されてきた実力派。
旗艦店出店地として選ばれたのは、観光客で賑わう”京の台所・錦の商店街”と
地元客からも親しみを込め「大丸さん」と”さん付け”で呼ばれてきた百貨店のすぐ近くという好立地。

約15屬離灰鵐僖トな店内には、可動式のテーブルの他、壁面や天井吊りを生かしたディスプレースペースが効率良く組み込まれている。


場所柄、”京土産のイメージを醸し出す和風店舗にすべき”か
”ニュートラルなイメージのナチュラルテイストにすべき”か、迷われるところではあったが
クライアントの最終判断は『白を基調としたナチュラルな店構え』。

奥行きの浅い店内全体を一枚の完成された絵画のように見立て、ガラス引き戸を全開にして
その絵画の中の世界に踏み込んで行けるような楽しさがある。

ブランドのイメージカラーとして定着しているターキスブルー(ターコイズブルーの染料名)を
箱文字と木建具とフラッグに配しただけのシンプルな構えに
工場より直送される、季節を告げるモダンな和柄が楽しげに並ぶ様は圧巻。
手捺染やインクジェットによるプリントなど、幅広い方法で表現された布の妙味は京都ならでは。

【亥之吉 ino-kichi】
〒604-8125 京都市中京区魚屋町510-3
TEL:075-256-7077   
ホームページ:http://www.kyobiijt.co.jp/brand/

設計:久和幸司設計事務所
撮影:UK ARCHITECTS 上平和慶

Porte deux lampes

 

京都市内や箕面市のフランス菓子店で技を研鑽されてきたご夫妻が
満を持してオープンされた職住一体の洋菓子店。

 

人と人や、幸せな時間や想い出につながる”扉”と
笑顔の光を灯したいという思いを込めた”ふたつのランプ”を店名に冠した
「本格的な味」と「オーダーケーキもお気軽に!」という親しみ易さの二本立て。

 

直線につきスピードを上げる車も多い通り沿いの、やや奥まった場所に在るため
誰の目にも留まるよう、ファサード自体に看板的要素をもたせるべく
大小さまざまな、扉型の窓を配置した。

 

また、いくつもの小窓を開閉できるようにした理由はもうひとつあり
店内が見えるようにしたいが、西日を遮断したいとの
リクエストに対する最善の解決策でもあった。

 

小さな子供や犬が、低い位置の小さな窓に反応してのぞき込む様に
道行く人々にも思わず笑顔になる仕掛け。


薄暮の刻には、大小の窓から溢れ出すあたたかな光に
思わず急ぎ足を止め、ふらりと立ち寄りたくなる。

 

機能最優先のフル装備に近い厨房は、ステンレスと蛍光灯のクールな色合い。
ほっこりと居心地の良い小さな店内は、木とテラコッタタイルと電球色のあたたかさ。

 

主役の生菓子と焼き菓子も、清酒や茶を生かしたご当地もの、
旬を味わうシンプルなケーキ、王道のフランス菓子など目移り必至の多彩な顔ぶれ。

 

貼り箱・紙袋なども贈答にピッタリの上質さで
普段使いから特別な贈り物まで対応できる、実に心強い”まちのお菓子屋さん”である。

 


【Porte  deux lampes  ポルト・ドゥ・ランプス】
〒612-8017 京都市伏見区桃山南大島町71-58
TEL:075-200-4872

ホームページ:http://ameblo.jp/porte-deux-lampes/

 

設計:久和幸司設計事務所
ロゴマーク・看板・各種印刷物等のデザイン:koha*
写真撮影:UK ARCHITECTS 上平和慶